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お知らせ

「AIによる腸内環境評価システム開発」が成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)に採択されました

株式会社メタジェン(本社:山形県鶴岡市、代表取締役社長CEO 福田真嗣、以下「当社」)は、この度、令和6年度 中小企業庁 成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)において「AIによる素材が腸内環境に与える影響の評価システムの開発」が採択されたことをお知らせいたします。

成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)は、中小企業者等による精密加工、表面処理、立体造形等のものづくり基盤技術及びサービスの高度化を図ることを目的として、中小企業者等が大学・公設試等と連携して行う研究開発および事業化に向けた取組を支援するものです。

採択事業名
「AIによる素材が腸内環境へ与える影響の評価システムの開発」

<事業概要>
近年、腸内環境の改善によるヘルスケア(腸活)に注目が集まっており、その市場規模は2023年時点において日本国内で約1500億円規模となっています(富士経済調べ)。しかし市場に出回っている腸活商品のほとんどは、個々人の腸内環境の多様性に対応できておらず、選択した製品が期待通りの効果をもたらさなった場合に生活者の腸活意欲を減退させる等の問題もあります。また、食品メーカー等の企業が腸活に効果的な素材を見い出すにあたり、大規模な実験による評価・探索系を使う必要があるため、開発コストと開発期間がかかることが新製品開発のハードルを上げています。

本事業で開発するAIシステムでは、素材の構造情報から腸内環境への影響を予測することで、個々人に最適な素材や食品の提案を可能にします。これにより、腸内環境を改善する素材の探索を従来に比べて低コスト、短期間で、かつ大量に行うことが可能になります。

また、本事業は腸内環境研究とその社会実装のパイオニアである当社と、この分野のデータ解析で世界最先端を走る国立大学法人東京工業大学との間で研究開発連携体を構築して推進する革新的な取組となります。

参画機関:
国立大学法人東京工業大学(共同研究機関)
公益財団法人庄内地域産業振興センター(事業管理機関)

補助金額(予定):3年間で9,750万円
採択一覧については、中小企業庁ホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。

<今後の展望>
本事業において、素材が腸内環境へ与える影響を予測するAIの開発を実現することで、企業の腸活製品開発の効率化と、高い成長率を見せている腸活市場への新規参入ハードルを下げることを目指し、腸活市場のさらなる活性化を図ります。

また、当社が開発に携わった「BodyGranola」(カルビー社より販売)を例とした「腸内環境に基づく層別化プロダクト」の開発を加速させることも可能となり、それにより一人ひとりの生活者が自分の腸内環境に合わせたアプローチを選択的にとることができる効率的なヘルスケアが普及していくと考えられます。

当社では今後も、最先端科学で腸内環境を制御する「腸内デザイン®️」を軸にした市場創出と、グループビジョンである「病気ゼロ」の実現に向けて邁進していきます。

【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社メタジェン 本社/鶴岡研究所
山形県鶴岡市覚岸寺字水上246-2
担当:長谷川・李
E-mail:info@metagen.co.jp
TEL:0235-64-0330